MEMO
2025/02/04[Tue]
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2008/09/25[Thu]
先日の絵茶ログです。
結局、突発になっちゃったのですが、参加してくださって本当にありがとうございました!
翌日、お墓参りで朝早いとわかってたんですけど、つい楽しくて2時終了予定が結局4時過ぎまでずるずると…(笑)
10月に入ったら忙しくなっちゃうので今のうちだけですからねー。
また隙を見てやりたいとは思いますが…そうするとやっぱり突発的になっちゃうんだよな(笑)
続きに絵茶のログです。
今回は絵だけでなくて、文字書きさんが小話も書いてくださいました!
22日の絵茶ログです。
いつもの調子でまったりと。ちょこっとのぞきに来られる方あり、そのままご就寝される方あり…(笑)
このユルイ感じがウチらしくていいんです。
お題:お酒を飲むギンヒツ
左から 直さん うしださん さくも
それぞれが飲んだり飲ませたり…飲んでるどころの話じゃなかったり(笑)
あと、今回は同じテーマで文字書きさんにも小話で参加してもらいましたー。
しおりさん
「寝てもうた・・・?」とろりと霞がかった意識に吹き込まれる聞きなれた声。
ささ、ぐっとやってや、ぐっと!!
「あーあ、無くなってもた」銚子を振って嘆く情けない声が、何かを被せられたかのように遠のいて聞こえる。
着流しを緩く合わせた姿はごく近くにあって、その体温さえ伝わってくるというのに。
少し、酔ったのかもしれない。
だがそんな素振りは見せず、冬獅郎はへにゃりと懐いてきた男の頭を押しのけた。
「飲みすぎだ」せっかく部下が差し入れてくれた極上の酒も、この男にかかるとまるで水のごとく消えてゆく。
確かに胃の腑に落ちるというよりは、体にしみこむ様な喉越しのよい酒だが、そんなピッチで飲むものでもない。
味わうことを知らぬ無礼者を呆れたように眺めやり、小さな掌で滑らかな口当たりの杯を取りあげた。
名残惜しげな視線が自分の手元に注がれている。
まったく、酒好きなのは幼馴染譲りだな。
陽気に騒ぐ副官を思い出して口元を緩めた刹那、すかさず長い指が未発達の腕を捕らえ。
細い手首ごと、狐の口元に奪われた。
「な・・・!」何しやがる!と怒鳴りつけようとした唇も。
「んっ!・・・ぅ」こぽりと喉を焼く熱さを追って、もっと熱い舌先が口内を蹂躙した。
追いかけて、絡めて、引きずり出される。
息苦しくて縋る指さえ捕らわれて。
両腕を封じていたはずの長い指がいつの間にか項を支えていたのだと気付いたのは、散々に嬲られてじんと痛みさえ感じる唇を、市丸の舌先が舐めていったあとだった。
そない良かった?」やーらしい顔して。
からかう様な声音に反論もできず。
うるんだ瞳でへらりと締りのない笑みを睨みつけると。
「責任とりやがれ・・・!」火照った体ごと、熱を持った頬を市丸に押し付けた。
京屋さん
涼冷え、花冷え、雪冷え。酒を冷で飲むんでも温度によって名称がかわるんやで。なかなか優雅なもんやろ。
そう言って低く笑った声が今でも耳に残っている。ひどく静かな夜だった。あの時なんと返しただろうか。
ほな逆にな。ぬくいんは、何て言うか知っとる? あはは。熱燗は、そうやなあ。上からふたつ目や。
くつくつと可笑しそうに笑って、市丸は歌うように答えた。
一番熱いんが、飛びきり燗。次が、熱燗。その次が、ぬる燗。ほんで人肌燗。人肌は、君も聞いたことあるんちゃう。一番酒の味が分かる温度やしな。
ふうん、と頷いた日番谷にほら、とすっかり冷めてしまったとっくりと市丸は振った。
そんで一番ぬるいんが日向燗。おもろいやろ。これは、もう日向燗やな。
そう言いながら、傾けた酒はすっかり冷めてかすかなぬくもりだけが薄い猪口ごしに指先に沁みた。
僕なあ、日向燗が一番好きやねん。
これは、温すぎだろ。
顔を顰めた日番谷に、ぬるいんがええやん。熱くもなく冷たくもない。ぬるいんが、ええわ。
そう言って、ふいと闇で塗りつぶされた外を見詰めた先に何が見えていたのか。
今となっては知る術もないのだ。
絵でも文字でも楽しめる…!絵茶の醍醐味ですなー。
参加してくださった皆さん、楽しい時間を本当にありがとうございました!
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